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どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
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「……ん? どうしたんだよ」
「君から借りた漫画」
「ああ、もう読んだんだ。別にいつでも良かったのに」
「いや、思い立ったら吉日というしね。しっかし、あれだね、陵辱も裏切りも修羅場もないだなんて、案外君はノーマルなんだね」
「死ね」
「あはは」
どこかで誰かが夢見た世界。

自分で言うのもどうかと思うけど、私は意志と心が貧弱貧弱ゥなので、馬鹿にされたり煽られ続けると流石にダメになります。
書いて死ねって言われて、やめて死ねって言われたら私はもう、どうしようもない。

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カラスと私。

「もう……もう、行っちゃうの?」
キヨは唇を尖らせて、上目遣いにカラスを見た。短い髪を片方の手で撫でるのはキヨが辛い時に見せる癖だった。カラスはそれをどうにかしたいと思ったが、どうにもならないことに酷く憤りを感じた。
カラスは文字通り、カラスのような黒い外套(がいとう)の中から小さなランプを取り出し、火をつけた。ガラスから琥珀色の明かりが漏れ、ふわりとカラスの長身の体を持ち上げる。
「キヨ、僕はいかなくちゃいけない。君との旅は面白かったけれど、もう僕は君と一緒にはいられない。これ以上はいられないんだ」
「でも……」
「君を傷つけることはもう、僕にはできない。見ていられないんだ。これが一番いいんだよ」
そういってカラスはカラスのような白いお面の向こう(カラスがいうには病気から身を守るためのお面)の小さなガラスのを隔てた二つの穴から、笑った。
自分の外套を掴んで離さないキヨの小さな手を撫でる。
思えば、たくさんのことがあった。
黒帽子の悪魔との押し問頭、土の赤い魔女、森の小さくて大きな巨人達。
キヨに助けられて、キヨを助け、キヨと切り抜けたこの旅。
「さあ、夕日が沈む前に……」
「……さようなら、カラス」
「違うよ、キヨ。またね、だろう?」
「そう、ね。そうよね、またね。カラス」
キヨは震える喉をぐっと抑えて、硬い指をほどく。カラスの体は風に靡かれるようにふわりと持ち上がり、距離を伸ばし続けていく。キヨは溢れそうな涙をこぼさない様に、その姿を目に焼き付けるようにカラスの黒い外套を見つめ続けた。 
長くて短い旅は終わりを告げた。


何かファンタジーっぽいのが浮かんだから最後だけちょっと書いた。頭の中に世界を作るのって人間の特権で、もっとも私が好きなこと何ですが、やっぱりいいですね。文字にするとチープかもですけど。

ちなみにカラスの外見はこんな感じ。
Medico_peste.jpg










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そういえば私、名古屋から帰ってきてました。あんまり自分の好きなことできなかったです。
兄とモンハンやってワイワイやったくらいですかね、唯一の息抜きは。

兄の部屋の壁に「死ね」とか大量に書かれてて、それを消すのに苦労したり、超アウトドアの元気っ子な兄の彼女に買い物を付き合わされたり、凄く大変でした。
美味しいケーキが食べれたのと、食べるものに困らなかっただけでも良しとしましょうかねえ。

兄は私の兄なので当然ひきこもりで、ニート歴が長いというちょっと残念な感じだったのですが、社会に出た途端、意外にも自分がモテるということに気がつき、調子乗って五人の女性と付き合ったりしたら包丁で脇腹を刺されました。アホじゃ。
超絶イケメンというわけじゃないんですが、トーク力と高身長なのが大きいのだと思います。

その事で兄の彼女と兄はいろいろ口論していて凄く面倒でした。兄の彼女が私を巻き込むんですよ。
「あなたのお兄ちゃんはこうやって浮気を云々カンヌン」

喧嘩するのは他所でやってほしいですし、当事者ではない私を巻き込むのは本気でどうにかしてほしい。兄は私がいる手前、彼女に怒ったりできなくて何とも歯がゆそうでしたし、私も兄がそういう表情をしているのは嫌でした。
それを理解していてあえて私を引きずり込む彼女のやり方も気に入らない感じです。

ただでさえ、人が嫌いなのに余計嫌いになりました。
筋肉モリモリで全身オイル塗った黒人五人がぎゅうぎゅうに押し込まれた密室で三時間くらい入ってればいいのに。

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金曜日は名古屋に三日間泊まってきます。
親が仕事用にマンションの部屋持ってるので(バブリーですよね)そこで缶詰にして自分を追い込むつもり。

名古屋で暮らすかもしれないのでいろいろ情報を仕入れたいところ。

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幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
プロフィール
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年齢:
125
性別:
非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
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