ノベリストというサイトでもお話しを公開させてもらっているんですが、不思議なことに私の書いたものの中で一番評価の低い「私の話」が一番ウケているという。それで小説家になろうではウケがいいものが、ウケていないという。

不思議だ。

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「おい、そこのデブ。お前だ」
そういって彼女は実の兄を指さした。
兄はその場に正座して先程殴られた頬をさすっていた。
「は、はい？」
「貴様はキモイ。そして臭い。モテない顔だしアニオタで救いようのない存在だ」
「な……っ」
「ああん？　なんだ、違うのか？　お前は人様に好かれる容姿をしてるのか？　誰かが好いてくれるような顔なのか？　素敵な会話と素敵な時間をプレゼントできるのか？　頭がいいとか話が面白いとかプラスになるようなことがあるのか？　違うなら言い訳してみろブタ。説明してみろブタ。お前はただのオタクでクソと血が詰まった肉袋だろう？　人類にとってプラスになるどころかマイナスな存在だろう？　そうじゃないならブヒと語尾につけろっ！」
「サー、自分はブタでありますブヒ……」
「よろしい。貴様は社会にとってクソのような存在だ。ではクソのようなお前はこれから死ぬ以外に何をすべきだと思う？」
彼女は兄の周りをゆっくりと歩いて周り、高圧的に尋ねた。
兄は優しかった妹の変貌ぶりに狼狽しながらも、しどろもどろに答える。
「えっとあの、社会にとっていい存在になるということでしょうか？」
「答えは正解だ…………だがサーをつけろといっただろうが!!」
「うひいっ！　サー、イエスサー！」
バチンと背中を叩く。赤い手のひらの跡が残った。

こんな妹が兄を更生させる話を思いついた。
そして自分好みの男に変えていったはいいけど、何だかモテ始めていろいろ大変みたいなラブコメ？
近親相姦は私の栄養源です。

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私の病気の名前。
ある時、急に自分がとても小さく感じたり、周りのもが巨大に感じることがある。
ルイス・キャロルの小説に出てくるようなあの感じ。

手に持ったペンの肌ざわりや重さは小さなもののそれなのに視覚情報は私を超える大きさに見せる。
奇妙で奇怪だけど最近は頭の中にあるネジを緩めない限り症状がでないことに気がついた。

眠いときやぼうっとしているとこれが緩まって症状が出てしまうことがある。
歩いている時に出るとめちゃくちゃ危ない。物体の距離感が掴めないし、平衡感覚が狂うのでその場で倒れそうになってしまう。

でもみんなと違う感覚を味わえるというのは面白いのかも？

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学校の先輩の友人が結婚することになった。
何故か私も祝えということで呼ばれることになったんだけど、結婚する人たちのこと全く知らないという奇妙な現象が起こってる。
周りに呼ばれる人も当然、私の知らない人でその先輩以外はしゃべれる人は皆無といっていい感じだ。

状況を簡単に説明すると、帰国子女のAさんの誘いで外国人のパーティに呼ばれるわけだけど私は英語がしゃべれないみたいな状況。
なにすればいいのって感じですよね。

ただでさえ私は人見知りが激しくて、人付き合いが苦手で、無口で無表情で感情表現が苦手な生き物なのに、そんなリア充の中に放り込まれたら死んじゃいます。
よし、断ろう。

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