どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
∴ テスト。 えっと、ギャグっぽく書いてみて何となく書くのやめた奴です。長いので注意。
エンドレスでエンドなサマー
雨粒が頬を叩き。パタパタと音を立てる。 見下ろす彼女は震える目で俺を見た。 「何? 何がいいたいの?」 「いやさ、今回も……駄目だったなぁって」 やっぱ先輩と付き合うのは修羅の道だったか。そう俺は思い、目を瞑る。 「もっと……もっということがあるでしょ!?」 彼女はそう叫び、手のひらから包丁を落とした。雨が全てを流し、彼女の涙も流す。 しかし罪は決して流れないのだ。 俺の視界は真っ暗になり。 俺は死んだ。 「おにーちゃーん、起きないと駄目!」 俺は何度目になるか分からないその言葉に目を開けて、可愛い妹を見る。 ショートヘアでスウェットの上にエプロンで片手に包丁。 包丁。 「うわっ!」 「なっなになになに!?」 「いや、包丁握ってたからちょっとびっくりした」 「そんなこと? もー、びっくりさせないでよ!」 「ふぉっふぉっふぉ、すまんのう」 「じじいになるな、なるな」 「下に朝食あるからちゃんと来てよ?」 「ういー」 俺はそう呟き、寝巻きから着替える為に妹を部屋から出した。 今この間に俺のヌディーなシーンは妹の監視カメラによって録画されているのは知っている。俺に欲情しまくりなのを知ったときは俺もビックリしたが回数を重ねれば俺もそれを普通だと思うようになってしまうわけで。 つまり、妹は異常なんです。 俺は欠伸をしながら適当なポロシャツに着替え、ジーンズを履く。 偶にはマッパで下に降りていこうか、なんて妄想片手に階段を降り、リヴィングに向かう。 椅子を引き、置かれた新聞で日にちを確認。 八月一日。 まあ、だろうと思ってたけどね。 「もー、いやになっちゃうよね。お母さんもお父さんも仕事で海外だなんて。お兄ちゃんは家事できないからあたしがやんなきゃ駄目だし……ん、どうしたの?」 「いやー、見ろよ最近の日本経済を。黒字黒字っていってもうこれだぜ? 若い世代にゃ任せられませんなぁ」 「ばーか」 「ふぉっふぉっふぉ」 テレビをつける。ニュース番組では先日あった毒ガス事件が大々的に放送されていた。 俺は何回も見たそのニュースキャスターのお姉さんの顔をぼうっと眺める。化粧濃いなー。 「何ぼーっとしてるの? ちゃっちゃと食べちゃってよ! お皿下げちゃうよ?」 「お、待った待った」 そういい俺は箸を持つ。玉子焼きに納豆、冷やっこと茄子の浅漬け、味噌汁。 しっかりとご飯のありがたみを噛み締める。どうせ、あと数日したらまともな飯を喰えんのだ。今のうちにありがたみを味あわねば。 テレビのチャンネルを巧みに変えつつ、飯を喰った。そしてろくな番組がやっていないことに絶望する。 まー、つまらないというよりは見飽きたという感覚の方が強いわけで。 というかもうこの夏休みを繰り返すのは七十八回目なわけで。 あと少しで百回だぜヒャッハー。 「はぁ……」 理由は知らないし分からない。だけど俺のこの夏休みはかなりバッドなエンドを向かえるように調整されているらしく、今のところ妹に刺されて死ぬエンドが割かし多い。 他には先輩に監禁されたり、腹上死(過労的な意味で)だったり、同級生と一緒にガス爆発なんてものもあった。 最初こそ戸惑い、狂乱したが俺は十五回の時点で悟った。(結構掛かってないという突っ込みはお受けしない) 俺の夏休みはループしている。 それも記憶を引き継がれたまま。 世界も全く同じというわけじゃなくて微妙に差異があることにも気づいた。ある種のパターンといってもいい。 今のところ分かっているのは夏祭りに誰かの誘いを受けると催眠誘誘導剤エンド。川へ遊びに旅行は監禁エンド。 妹の夜一緒に寝ていい? はお薬調教エンド。などなどである。 俺は米粒残さず飯を平らげ、息をつく。 妹がポットを持ち……あっ。 「わっ、きゃっ!」 「そおおおおいっ!」 俺は妹の持ったポットを腕で弾き飛ばす。柄が取れたポットから妹を助ける為に妹に覆い被さる。 「ちょっとお兄ちゃん! だめ……だってお昼だしあたし達血の繋がった兄妹でそりゃ嬉しいけどでももっとムードが、その……」 「ムドーはボスキャラと見せかけボスじゃないんだ」 そう俺はいい、空のポットを机に置く。どうやら今回はお湯が入っていなかったらしい。 妹が焼けどをすると体を洗えないからお風呂一緒に入ってというルートが確定するため、俺は必死になったわけです。 顔を赤らめた妹は何が起ったのか自分でも分かっていないようでポケーっとしたあとナルホドと手をポンと手のひらに落とした。 「ああ……いや、お兄ちゃん聞いてた?」 「ムドーがどうとかハッスルゲーの話をしていたな」 「……あー、ならいいの!」 ちょっと勿体無さそうに妹は微笑み、自分の髪を撫でた。 「お兄ちゃん、可愛い?」 「割かし可愛いんじゃないのか?」 俺はそういい、冷蔵庫から麦茶を取り出しガラスのコップに注ぐ。コップに反射された妹は俺の後ろで男らしいガッツポーズを取っていた。 また妙なフラグを立ててしまったかもしれない。 みたいな感じで未完成テキストはいろいろあります。ギャグ的方法論でヤンデレを語るのは間違っているのではないか!とか以前大口叩いちゃったのでこういうのはやらないつもり。 いやまあ、求められれば何でもやるのが私ですけどねー。 PR ∴ この記事にコメントする
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幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
∴ プロフィール
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鬱
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125
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非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
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