どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
∴ 妄想ネタ続き。 「なあ、ちゅーしていいか?」
彼女は指輪を横に置いて僕の詰め寄った。つり目は何だかうるうると蛍光灯の光を吸ってダイヤモンドのように輝いている。 「いやー、その、うんと」 「だめ……か?」 分り易いほどにしょぼくれる彼女。ボールを取り上げられた子犬のような顔。 耳とシッポがあったらきっと耳はヘコ垂れていて、シッポは下を向いているんだろなぁ。 「いやぁ、その、ね、学校だし、冬だし、鍋の季節だし」 「関係ねえだろ! はっきりしろ! ああ、もう頭きた! 断ったらちゅーしてやるからなこの野郎!」 「それ、僕に拒否権ないし、聞いてる意味ないじゃないですか!」 「うるせー! お前のことが滅茶苦茶好きなんだよ! 悪いか! 呪うなら、あたしをここまでぶっ壊した自分を呪え! ああ、くそ、好きだ! 愛してる! 抱きしめてえぞ、クソ!」 「恥ずかしいこといわんでください!」 「あたしだって恥ずかしいけど、でも止まんねー! 気持ちが、涙が溢れて……あたしもどうしていいかわかんないんだよぉ。なんでこんなガリで眼鏡でオタクで優しくていつもへらへらしてるお前が好きなんだよぉ……」 そういって彼女は消え入りそうな声でうつむいた。 恋に悩む女性は美しい。リリンの生んだ文化の極みだよ。 PR ∴ この記事にコメントする
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幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
∴ プロフィール
HN:
鬱
年齢:
125
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
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