どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
∴ 私の話。 居酒屋で友達と飲んでいた。ノリで頼んだのっぽビールという天井近くまであるビールが効いていて、私はそうそうにぐったりとしていた。
耳を澄ますと、近くで男が何やらため息混じりに彼女に何か言っていた。 「甥が出たんだよ。ふざけんなよ、何なんだよ。うちのバアさんが、○○さんに聞いてみるって言ってたけど、俺嫌だよあんなキチガイババアさあ……」 「いくら包むつもりなの?」 包むというのは口ぶりからして金額を差しているのだろうと思った。目を開けると、縞模様のセーターで頭を抱えるように酒を飲んでいる若い男と、ピンク色の服を来た品の良さそうな女が何かを相談していた。 私はもう一度目をつぶって聞き耳を立てた。 「そんなには包まないよ。でも、オフクロがそれなりじゃないといかんだろって」 「それなりって限度があるでしょ」 男はため息をついて、顔を上げたようだった。 「結局、見栄だよ見栄。これしか出さなかったって言われるのが恥ずかしいんだろ。助かっても助からなくても、グチグチ言われるくらいならってことだろ」 そこで私は「おい」と言葉が「甥」ではなく、「オイ」という別の何かを差していることに気がついた。 オイという何かが現れて、それを退治してくれるものに払う額に頭を抱えているのだろうというストーリーが浮かぶ。 ファミレスでそういう話を彼女にした。どう思うというと、彼女は汚いものを見るような顔でシャレにならないと言った。続けてシャレにならないと何度もいう。 「……オイしか聞いてないんでしょ?」 オイ以外に何かあるのか、というとそれを口にするなと彼女は怒った。理不尽だと思った。 瞬間、ビンという短い音と共に、私達の席の上にある白熱灯が明滅した。 彼女はそれ見たことかと私を見る。私は冷静を装って、水を口にした。 明らかに泥の味がした。 PR ∴ 私の話。 彼女が懇意にしている車検のところ(車の修理とかをするところ?)で働いている友達から、スクラップ工場の話を聞いた。よくそういう場所では出るのだという。
「クズにしてる時にさ、ほらこんな風に、ぺしゃんこになるじゃない。そうすると、やっぱねえ、フレームとフレームの間からとか手が出てたり、血が流れることがあるんだよね」 一瞬ぎょっとなって、慌てて機械を止めて確認をするのだが、見てみると異変は消えているのだそうだ。 彼女が止めるのを聞かずに詳しい話を聞いてみると、意外とスクラップ工場ではそういうことが多いらしい。 子供の泣き声がしたり、変なことが起こったりする。だから、工場があるところは周りに民家がないのだそうだ。 「だからさあ、一回見て欲しいんだけど……」 そう上目遣いにいう男に無理と即答で彼女は言った。 そりゃ、人を乗せて死んだり挽いたり(彼女は極力殺すという言葉を使いたがらなかった)するものがマトモなわけないじゃん。そんなのが一箇所に集められてる場所なんて、ヤバイところ以外の何ものでもないと彼女は何故か怒ったように言った。 あとで知ったのだが、彼女の身内に交通事故で亡くなった方がいたのだそうだ。後日、私は謝罪した。 どうして馬鹿な子は可愛いのでしょう。自分よりも低いレベルだから、予測できる動きだから、自分がそれを見て見下して安心できるから、可愛いのでしょうか。
だとしたら、とんでもないオゴリなのではないでしょうか。などと捻くれたことを考えていると私のような人間になってしまうので、普通に物事は楽しみましょう。 賢い子は可愛くないのでしょうか。人は予測できないものや理解できないものを恐れると言います。つまり自分の脳みそよりも遥かに上の知識量と脳の回転力がある相手だと何を考えているか分からないというわけですね。 自分よりも劣ったものしか愛せないだけなのだということを考えると、私みたいな人間になるので、汝隣人を愛せよ。 要するに愛とは支配的なものではいけないのです。愛とは支配し支配されるものではなくてはならないのです。 支配されることだけを楽しむと私のようなドの付くマゾになるのでやめましょう。健全にね。 最近、頭の中で物語が溢れて止まりません。若干恐怖を覚えます。 「ロボットに知性が宿るなら病んだロボットとか人工知能ってどうだろう」 「馬鹿な子がヒロインなお話しってどうだろう」 「知的障害者との恋は成立するのだろうか」 「あえて男性が嫌う女性のスタイルを詰め込んだ子をものすごく可愛らしく書いたらどうなるだろう」 「細身イケメンよりもがっちりイケメンの方がおいしいです」 とかとか。 書くことが遅くて、文章化することが遅くて、気がつけば脳内で最終回を迎えて勝手に満足するという表現者(笑)にあるまじき行為。 誰か私にコピーロボットを下さい。もしくは集中力。 (左奥のあずき色のアパート) たまに歩いていて鼻がツンとすることがあったのですが、友達にそのことを言うと、 「ああ、死体の匂いでしょ」とのたまった。 どうでもいいけど、私の住んでいる地域にあからさまにおかしなアパートがあります。 四隅をビルや塀で囲われていて、どこも道路に面していないどころか、入り口すら見えない。 人は一人も住んでおらず、明らかに廃墟。 ただの廃墟ではない理由はそのあたりの地価が都心のため恐ろしいほど高く、放置するくらいなら土地を売却するか、 あたらしく何かを立てた方が明らかに有益なため。 私が見つけて、兄と見に行ったのですが、あからさまにヤバイという意見は一致。 兄は「金の匂いがする。ヤクザがこういうところに金を隠してるんだよな」と言ってました。まあ、とりあえず何かはあるだろうということだそうです。 |
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幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
∴ プロフィール
HN:
鬱
年齢:
125
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
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