どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
∴ おいかけっこ。 追ってくる。
追ってくる追ってくる。 追ってくる追ってくる追ってくる。 逃げても逃げても逃げても彼女が追ってくる。笑いながら、夜の森を、いつまでも、追ってくる。 誰かの血反吐に、誰かの血しぶきに、誰かの血肉に染まって、白い吐息を上げながら、彼女が追ってくる。 草木を踏み鳴らす足音は彼女の鼓動。静寂に息を止めて、震えるのは自分の心。 何をしたというのか。 「何もしなかったからよ」 何が悪かったのか。 「何も悪いところがなかったからよ」 何が良かったのか。 「何もかもが」 何で殺すのか。 「何もいらないからよ」 なにが? 「あなたが」 許してくださいと僕は言った。多分、そういった。自信はないけれど、失禁していたけれど、満天の星空を背にしている彼女に言った。裸で、手枷をはめていて、薄く痩せた体で。 でも彼女には届かない。いや、届いているけれど、それは最初からズレている。 「許すも何も、私、これっぽっちも怒っていないわよ。凄く嬉しいし、凄く楽しい」 ああ、一ヶ月ぶりの外の匂い。振りかぶる彼女の影に、僕は冬の星空を眺めた。 PR ∴ この記事にコメントする
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幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
∴ プロフィール
HN:
鬱
年齢:
125
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
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