どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
∴ わたしのはなし。 「恫喝するんだよ、分かる? 恫喝って」
初めて彼女と“そういうこと”をすることになった時の話し。わたしが恐る恐る聞くと彼女はそういった。 聞くと、大したことない霊は恫喝するだけで、どこかにいくのだそうだ。 そうではない危険なタイプはどうするのか、と聞くと彼女は偉そうに鼻で笑った。 「相談者が相談してくる時点で大したことない。危険だったらそんなことする前に死んでるでしょ」 一瞬納得しかけて、すぐにそんなことあるかと私は思った。相談者が当事者とは限らない。 「じゃあ、こっちも聞くけど、感じる時ってどんな感じ」 一瞬、下ネタかと思って私は顔を赤らめた。黙ったままの私を見て、不思議そうな顔をする彼女に遅まきながら、ああそっちのと心で毒づいて、答えた。 寒気がするのは基本。次に頭の奥が膨らむような痛みがする。そして飛行機のエンジン音に似た耳鳴り。 耳鳴りは滅多にないが、ある時は本当にマズイ時だと私は説明した。 「耳鳴りなんてよくある。勘違いじゃないの」 そう彼女は言う。 私が普通の耳鳴りとは違って耳の奥でエコーがするのだというと、へえと言いながらも信じていない風に笑った。 耳鳴りがした時の話しを彼女に説明した。途中で彼女は「ああ、もういいわ。聞いてるだけで、気持ち悪い」と言った。 私は少しとぼけたように笑って「誰もいないのに私の名前を呼ぶ声」の話しを続けた。 PR ∴ この記事にコメントする
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幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
∴ プロフィール
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鬱
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125
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非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
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