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どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
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・ストーリー
ゲーム世界で悪役を演じることにうんざりしていたラルクは、自分にも主人公のようにメダルを手に入れられると他のキャラクターに豪語する。他のキャラクターは悪役にメダルなんて手に入れられないと一笑するが、彼は止まらない。シューティングゲームの世界に混ざったりしていくうちに、彼はシュガー・ラッシュというゲームでヴェネロペに出会ううが……。

友人のツテでソフト化する前のビデオをもらったので視聴。(英語音声だったので、スラングが多くて大変だった。どうやって訳したんだろう?)

トイストリーを非常に意識した作りだと思った。随所にそういった部分が見られる。やっぱり子供向けというよりも大人向けなストーリーだと思う。

ピクサーの映画は最初に避けられない絶望があって、周りから望まれなくて、頑張るけど失敗して、試行錯誤してそれを乗り越えるけど、自分と似たようなことをして失敗(挫折)したサイコパス的キャラクターが敵として立ちはだかるというテンプレートが出来上がっている気がしてならない。
社内でそういうストーリーテンプレートがあるのかな?もしそうなら、残念。そこにはストーリー上の欠陥がどうしても生まれてしまうし、事実あったから。

トイストリーを見た視聴者には既視感の強い映画だと思う。映画としての完成度は高いし、テンポや絶望からの希望(あるいはその逆)の移行は匠。考察しながら見なければ上質。

でも考察しながら見る視聴者には最悪かもしれない。ストーリーの大きな欠陥があるし(あのハンマーとか)、子供向けと見せかけた大人向けアニメなら、考察は避けられないと思うから。

ヒット作に習うことは間違っていない。でもそこから発展できなければ、コピー以下にしかならない。

凄く好きな雰囲気と内容なだけに、手放しで褒められません。10点中5点かな。

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・ストーリー
主人公の女弁護士はある日「旅館で金縛りにあっていたため、その時刻はアリバイがある」と語る被告を弁護することになる。その言葉が正しいかどうかを確かめるため、彼女は旅館に向かい、被告の語る部屋で一泊を過ごすことになった。そして深夜、落ち武者の幽霊が現れる。何を思ったか、彼女はその幽霊を証言台に立たせようとするが……。

正直いって、作りは甘いです。一部を除き、殆どの役者の演技には反吐が出ます。映画をばかにしてるのかって感じです。
でも面白い。本当に面白いです。西田敏行の演技とシナリオの面白さが全てをカバーしています。これが全員超一流の役者で、お金を掛けていたらもっと凄いものができたんだろうかと思うくらい、面白い映画でした。

ホラーではないです。コメディですね。落ち武者を証言台に立たせようと頑張るとか、モルダーだって思いつきません。
というかこの落ち武者、すごく俗っぽいです。テレビとか食べ物とか好きですし、イタズラも好き。外見、中年の落ち武者なのに。
西田敏行の悪乗り感がコミカルな様子をふくらませてくれるので、ちょっとしたことで笑ってしまいました。

空気感といい、テンポといい、ある意味とても日本らしい映画で、安心して見られると思います。


関係ないですが、脚本も役者も素晴らしい近代日本映画がそろそろ出てきてもいいんじゃないかな、なんて、ちょっと思います。

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随分前に見ていた映画がhuluで配信されることになって思い出した。
(最近の私は映画を借りるのが面倒になってhuluという動画配信サービスで映画を見てる)

ストーリーは貧困層の出である青年、それも知識もなく学もないインドの男が、ミリオネアというクイズ番組で尽く難問を突破していく。制作スタッフは彼がカンニングをしていると思い、警察に突き出すが……というお話し。

カメラワークや構成は普通によい。
特徴的なのは色使い。どれもこれもがインドという世界、貧困層という世界の色を見せている。
地獄と天国の対比のような、貧困層から出たあとの色使いの違いは新鮮で「ああ、なるほど」と納得させられた。

物語は正直な話し、サクセスストーリーだったりする。でも、その過程が非常によくできていて、魅せてくれる。
彼は才能があったわけでも、環境に恵まれていたわけでもなく、等身大の“彼”なのだということを我々は知ることになる。そういったストーリーだった。

よくある「彼は幸せになるべくして幸せになり、問題を回避すべくして回避した」というものがあるが、彼は違うのだ。
彼の一生を見て、誰もがこう思う。「もうそろそろ、幸せを掴んだってバチはあたらないはずだろう?」
そう思うほどに彼は誠実で、愛に満ちている。

キャラクターの幸せをただひたすら祈るという二時間は思いの外、貴重な体験だった。
ぜひとも他の人にも見て欲しいと思う。

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あらすじ。
ギークのデイヴはスクールカーストでは一番下のダメな奴だった。彼はある日、ヒーローに憧れを持つあまり、通販でコスチュームを購入し、実際にヒーローとして活動してしまう。
瀕死の目にあったり、ゲイと思われたりの踏んだり蹴ったりの活動だったが、ある事件を堺に他のヒーローと出会い、巻き込まれていくことに。
あらすじ終わり。

アメコミのパロディ映画というんでしょうかね?コメディ色が強いです。
一言でいうならお金を賭けて、全力で馬鹿をやった映画ですね。

よくあるようなアメリカンドリームめいた、実力があるイイヤツが世界に認められていくというストーリィではなくて、無知と幸運故に生きていくという話です。ですから主人公には実力もないですし、やる気も、魅力も感じられません。
ゾンビランドの主人公と似た雰囲気です。モラトリアムな感じが特に。

一方、デイヴことキック・アスとは違う部分で、ヒットガールとビックダディというヒーローがヒーローらしく活躍しているんですが、主人公が情けなくなるくらいにヒーローらしい活躍(といっても血なまぐさい)をしているのが対比としてはよく出来てきます。
少し、狂気を感じるくらいに。

この映画はHGが凄くカッコイイ。特殊な能力を使うわけではなくて、拳銃を使って悪党を倒していくんですが、その姿は凄く爽快です。
銃撃戦や戦いとはこうやって作るのだと再認識されるような面白さでした。
十一歳の少女がスラング使いまくりで、銃で敵をバッタバッタと倒していくのは何とも日本的ですが、やっぱいいものはいいです!

映像に関していえばCGが安っぽいことを除けば特に問題はないです。
ストーリィは凄く分かりやすいので映像にどっぷり浸れるんじゃないでしょうか。

ただ映像、シナリオともに海外ドラマの延長線上を見せられているような感覚を覚えました。よくばりなのかもしれないですけど、映画らしい何かが足りないような気がします。

シナリオ:6/10 映像:7/10 総合:7/10

評価:ちょいグロ。でも安心してみれる面白さ。

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幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
プロフィール
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年齢:
125
性別:
非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
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