どっかの馬鹿の妄想と生活と創作についての雑記。
∴ 無題 「あなたが首領……なのですか?」
青年は震える声で言った。聞くまでもなく目の前の男は、多くの命を奪ったあの悪の組織の王だった。 あらゆる証拠と仲間たちが命をかけて残したメッセージがそれを明確に物語っていた。 「ああ……そうだ」 男は椅子に身を預けなら、芝生で笑う自分の子供達を眺めて笑う。 35年前、突如「悪の組織」を名乗る集団により、世界の主要都市で致死性の高い毒ガスがばらまかれた。次に米国、ロシアから奪った核弾頭により、無差別な攻撃が行なわれ人類は滅びかけた。 死にかけた人間たちは地球防衛軍を組織し、団結して悪の組織と戦った。 「何故そんなことを……! 地球防衛軍総司令官のあなたが!」 「私の行動によって、多くの命が失われが、同時に人類は一致団結し、争いを忘れ、種や言語や利益を超えた」 「それだけのために……?」 男は口ひげを手でさすり、カップに紅茶を注いだ。 「それ以前の人類ときたらどうだ。争い、偽り、盗み、殺す。我々は必要悪だよ」 「自分たちは正義だとでも言うんですか!?」 「いいや、我々は悪だ。決して自分を、自分たちを正義だと思ったりはしない。履き違えもしない。我々は自分を、自分の行動を悪であり罪だと認識して、行動をするのだ。だからこそ、人は私達を憎み、一致団結する!」 * みたいな自分を悪だと断定した上で、人を殺す話しを考えたよ。途中で飽きたけど。 PR ∴ 口頭文学。追記。 兄は知的障害者でした。ええ、小学生に上がるくらいになって、はい、そこで発覚して。両親はよくできた人で兄を施設に送ったりはしませんでした。
兄は養護学校に通っていて、私は普通に学校に行ってました。兄が恥ずかしいと思ったこともあります。だって単純な計算もできないんですから……それはもう。そうですね、思春期の時が一番、はい。 でも兄は兄で、変わらなくて、私、もうそういう年齢じゃないっていうのに、一緒に遊ぼうなんて言うんですよ? おかしでしょう? あはは。 受験の時とか、本当に心配してくれたり……。受かった時は凄かったですよ。飛び跳ねて、まるで自分のことのように喜んで、ええ、嬉しくなかったと言えば嘘になりますね。いえ、兄はそれが何かは分かってなかったみたいです。知的障害者ですから。 え? ああ、もうその話をしなきゃだめですか? いえね、普通に考えれば兄も男の人ですから、性欲とかあると思うのが普通ですよね。同じ人間ですから。 ええ、そうですそうです。両親が不思議がったんですよね。一度もそういう兆候がないって。夢精すらしていないって。……はい、私が兄を強姦してたのがバレて、それで。 何故って、ムカつくじゃないですか。私が言うのもなんですけど、兄ってちょっとイイじゃないですか……え? 顔とか。体つきもなんかエロティックなんですよ。 私の気持ちなんて知らないで、抱きついてきたり、一緒にお風呂入ろうよとか言ってきたり、誰もいない川釣りに連れていってくれたりしたら、私だってそれはもう本気になりますよ。 いえ、そうじゃなくて、最初はちょっとした遊びだったんですよ。……ええ? そんな最初から殴ったりはしませんよ。流石にそんな酷い人じゃありません、私。粗相をした時だけですよ? そうですね、話しが、はい、逸れました。それで両親が兄に問いただして、兄はずっと黙ってたんですけど、ほら……馬鹿だから、私の顔色を伺うわけですよ、両親の前で。 それで……はは、バレちゃったんですよね。 全部、上手くいってたはずなんですよ。そのはずなんです。何が狂ったんだろう。何が狂ったんですかね? *考えるのが面倒になってきたので終わる。 *キリ番にあったのを書いた。他のは長編として書こうかなとか思います。じゃあこれも書けよって言われたらひいってなる。 *読み返してみたらあんまりキリ番とか関係ない感じになってる。気にしない。 ∴ ロボ子と俺。 ある日ある朝、俺の家にやってきたロボ子は俺の世話をやくといって聞かないので、ならば世話をやかしてみようと思うのも無理はない話しだろう。
問題といえばロボ子はどうみてもお隣りの住んでいる某氏の口元にペンで線を引いただけにしか見えないことである。俺が何度それを指摘しても返ってくる言葉は「認識エラーです」なので、本当にロボットかもしれませんね、と棒読みでいうのは俺の中の優しい心の声だ。 「さあ、お風呂の時間デスヨ」 「無理にカタコトにしなくていいから。というか語尾だけカタコトというのはやる気の無さがにじみ出てるよね」 「じゃあ、お風呂の時間なんで入りましょう、ほら早く」 「……」 健康的かつ文化的な人間生活を営む上で清潔さとは切手も切り離せぬものであることは、誰しもが頷くことだが、そこで果たして他人も一緒に入ろうとすることに疑問を口にしない俺とは一体何なのだろう。 理性的であるが故の人間ならば、ここで声高に「てめえ、何一緒に入ろうとしているだよ!」と逆上するのが常であるように思えるが、俺は健康的な男性であり、物語的な理性あふるる主人公ではないので、彼女の水着で一緒に入るという行為を妨げることができなかったのである。 男性の性(さが)と書いてエロスと読むとは俺の言葉だ。 書いてる途中で眠くなったので、飽きた。校正はしない。 二時半頃。 ∴ おやすみなさい。 「お帰り」
「帰れ、あと服着ろ。窓から入ってくるな」 「失礼だね、君は。靴下をちゃんと履いている」 こいつ……。 「お前、調子乗ってると裁判所に頼んで50メートル圏内には近寄れなくさせるぞ」 「まあ、これでも食べて落ち着きたまえ」 「あのさ、それ僕の部屋に置いてあったお菓子だろ? くれてやるみたいな顔してんじゃねえよ」 「いやあね」 あ、また無視か。 社会的に抹殺してやろうか、こいつ。 「最近、うちの両親が働け働けと煩くてね」 「……まあ、当然だろ。それで?」 「今まで出したことのないような声でノウ!といったよね」 「お前……」 「そうしたらじゃあ結婚はどうだというから、はっきりと言ってやったよ。私は、近所の中学一年生が好きなんだと! そしたらね、親が泣いた」 そりゃあ、そうだろうなと僕は思った。 裸の女は足で床を蹴ってクルクルと椅子を回した。 「まあ、去年は小学六年生が、と叫んだから今更なのだけどね。先日も警察の御用になっただろ? 君のおかげで前科は付かなかったけど、両親はまるで前科犯のような扱いで私に接した挙句、号泣するし大変だよ。お小遣いが30パーセントカットだ。不公平だね。裸の何が悪いというんだ。不法侵入の何が悪いというんだ」 「どう考えても裸は迷惑だし、不法侵入は不法だからだろ……」 「世界は間違っている。私はただ君に性的な嫌がらせをしたいだけなのに!」 「おばさーん、そう。裸の人、うん、両親呼んであげてー。また何も着てないって、そうそうー」 |
∴ フリーエリア
幸せになりたいと思うけど、幸せを手に入れた瞬間、幸せを失うことを意識しなければならない。いつか消えてしまうことに怯えなければならない。だったらずっと不幸のままでいい。
あとネットで小説とか書いてます。ヤンデレとか好きです。
∴ プロフィール
HN:
鬱
年齢:
125
HP:
性別:
非公開
誕生日:
1900/06/07
職業:
ニート→ライター(笑)→ニート
趣味:
読書、アニメ、映画鑑賞、引きこもること
自己紹介:
幸福論でいけば確実に不幸な人間です。それに加えて変人です。自分ではそうは思わないのですが、みんなが口を揃えて変人というので多分そうです。人間関係苦手です。そんな名古屋人。
∴ ブログ内検索